<檀れい>ソロライブで新たな挑戦 大正ロマンの世界を芝居仕立てに 「当時の歌をたくさん歌いたい」
俳優の檀れいさんが8月18、23日に東京・丸の内のライブハウス「コットンクラブ」でソロライブを開催する。2022年、芸能生活30周年の記念にスタートした同所でのライブは3回目。今回は「宵待草~大正ロマンを謳う~」と題し、大正時代の歌で当時の香りを表現する。「今年は私の思い描く世界を、島村葉二さんの力をお借りして作り上げる、芝居仕立てのライブ」と新たな切り口で挑むライブについて、檀さんに話を聞いた。 【写真特集】檀れい:大人の美脚見せコーデで魅了 透け感ワンピを着こなす
「大正ロマンの世界、着物の世界は大好きなんです。明治から大正、昭和と海外の文化が入ってきて、とても華やかなんですよね。そんな大正時代の香り、世界が表現できたらと、当時の歌をたくさん歌いたいと思いますし、衣装も考えています。
当時の歌は、歌詞がとてもきれい。ただ、資料として古いので、楽譜が残っているかどうか探しに行くこともあって、簡単ではない部分もありました」
ステージでは大正時代に生きる、ある一人の女性の物語を歌で紡ぐ。「物語を歌で紡いでいく」というスタイルは以前からやってみたかったことの一つ。新たな挑戦をするにあたって、信頼するプロデューサーで「星に願いを」の訳詞でも知られる島村葉二さんを構成・演出に迎えた。
「おととしはお客様に感謝を届けるライブ、昨年は自分の好きなものを集めたライブで私が構成・演出も手がけました。今回、大正ロマンを表現するにあたっては、手がけるべきではないと思ったんです。自分で書いてしまうと、自分の狭い世界にだけ収まってしまうのではないかという心配がありました。
当時の流行歌や文化を知っていて、せりふを作ってくださる方が必要でした。それにライブハウスの限られたステージで、芝居仕立てにするのは初めてですから、ステージを客観的に見てくださって相談できる方にいてほしいと思ったんです」
芝居仕立てではあるが、テレビドラマや映画、舞台などと違って「ライブは、そのままの檀れいを見ていただく場所にしたい」という。