ECBのクノット氏、6月の利下げ後は慎重になる必要-報道
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)は6月に最初の利下げを実施する可能性が高いが、その後の追加的な金利動向を決める上で鍵を握るのは賃金に関する四半期データだろうとの考えをECB政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が示した。
タカ派とされる同総裁は日本経済新聞とのインタビューで、「6月より後は慎重な姿勢で臨まなければならないだろう」と述べ、6月を過ぎてからについてコメントするのは「時期尚早」だと指摘。
「四半期ごとに労働市場に関する追加データが発表され、それが新たな予測となり、政策設定を調整する重要な情報となる」と語った。
原題:ECB Must Be Cautious After Likely June Cut, Knot Tells Nikkei (抜粋)
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Cagan Koc