【高校ラグビー】大阪桐蔭と桐蔭学園が南半球の強豪校を撃破!日本チーム初タイトルを賭けてきょう決勝戦で激突!『ワールドラグビーユース交流大会』
桐蔭学園・申驥世主将「とにかく、最後は前に出ることを意識していた」
準決勝もう1試合は、桐蔭学園(神奈川)が、プール戦で石見智翠館(島根)と東海大相模(神奈川)を下したオーストラリアのセントオーガスティンズカレッジと対戦。「強い相手と戦えるのは本当に楽しみ」と申驥世主将が話していた桐蔭学園が、グラウンドを広く使い、一人一人がしっかりと前に出る攻撃を見せて、後半9分までに4つのトライを奪って22対10とリードします。 しかし、ここからセントオーガスティンズが反撃。後半22分に1トライを返すと、25分には自陣からボールをつなぎ、最後はFW陣が粘り強く押し込んでトライ。22対22の同点に追いつきます。ただ、逆転を狙ったコンバージョンキックはポールにあたって跳ねかえり、ゴールならず。同点のままロスタイムに突入します。 なんとか逆転をまぬかれた桐蔭学園。「この試合に勝てば、桐蔭学園として(この大会)初めての決勝進出。とにかく、最後は前に出ることを意識していた」と申主将が話したように、ここが最後の勝負と全員が連動して攻め続けます。そして後半32分、FW陣が縦をついた後大きくて展開して、最後はWTB石崎悠生選手がトライ。ラストワンプレーで勝ち越した桐蔭学園が29対22で競り勝って、大阪桐蔭の待つ決勝に進出しました。 決勝戦は、大阪桐蔭と桐蔭学園の東西両雄の対決。日本勢として(日本チームだけで開催された2022年の大会を除いて)この大会初のタイトルを獲得するのはどちらのチームか。注目の決勝戦は5月5日(日)、午後2時10分キックオフです。 (MBSスポーツ解説委員 宮前 徳弘)