「人生は美人コンテストじゃない」伝説的デザイナー、カール・ラガーフェルドが遺した名言を振り返る
1983年にシャネルのアーティスティック ディレクターに就任した伝説的なデザイナー、カール・ラガーフェルドは、このブランドをタイムレス、それでいてファッションの境界を押し広げるメゾンという、私たちが現在認識し、愛する姿へと変貌させた。彼はファッション以外にも、賢人の知恵やウィットに富んだ逸話、歯切れのいい発言でも有名だった人物で、2019年に亡くなってからも、そのエピソードは語り継がれている。今回は、そんな彼が語った発言の一部を紹介。 【写真】“モード界の帝王”カール・ラガーフェルド、シャネルのショーでの素晴らしき瞬間100
カーラ・デルヴィーニュについて
「彼女は絶世の美女ではない。でもフランシス・ベーコンが言ったように『すべて優れた美には、その釣り合いの中にいくらか奇異なものが含まれているものである』」
美しさについて
「人生はビューティコンテストではないし、美しくなくても素晴らしい人たちはいる。知性は長持ちするが、若さと美しさはワンシーズンで終わる」
セルフィー(自撮り)について
「顎が大きかったり、頭が小さかったりして真実を誇張するから嫌い。電子的な自慰行為にしか見えない」
愛猫シュペットについて
「彼女は今や有名な美女だね。友人のバプティスト・ジャビコーニにクリスマスの間、面倒を見るようにお願いされたのが初めての出会い。でも、あまりのかわいさに返却することができなかった。彼女はとても気の強い性格で、まるで愛人のよう。昼夜の2食は、毎日一緒のテーブルで特別に用意された食事を摂る。決して私の食事を欲しがらないし、床で食べることも嫌がる。ベッドの枕の下で寝るのが好きで、iPadも使いこなせる。昼夜それぞれに2人のメイドに面倒をみてもらっているしね。甘やかすどころの話じゃない」