シェア奪取へ増益方針を転換、オンライン診療株の大勝負
オンライン診療プラットフォーム「SOKUYAKU」への投資を積極化させる(写真:記者撮影)
漢方薬やダイエット関連健康食品の通販事業が核のジェイフロンティア(2934)が、大きな勝負に出ようとしている。 同社はこれまで、減益や赤字になるような先行投資は控えてきた。実際、 2021年10月に東洋経済が行ったインタビュー において、中村篤弘社長は利益の考え方について以下のように語っている。 「営業利益を10億円以上出せるヘルスケアセールス事業(通販事業)があるので、利益はしっかり確保しつつも、新事業へ積極的に資金を投下していく。ただ(中略)堅実に増収増益でやっていきたいと思っている」 だが、今2023年5月期はこの方針を転換。一転して大幅な営業減益になる見通しだ。同社がいま一番力を注ぐオンライン診療プラットフォームでの中長期の成長を確実なものにすべく、広告を積極化させる計画なのだ。
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田野 真由佳