エアコン「冷房」と「除湿」どっちの電気代が安いのか?「弱冷房方式」か「再熱方式」かで大きな差が…
斎藤さんによりますと、 湿度10%につき体感温度は1℃上昇。 例えば、部屋の温度が25℃の場合。 湿度が30%だと、体感温度は28℃。 湿度が70%だと、体感温度は32℃に なるということです。 100満ボルト富山布瀬店 季節家電担当 斎藤健太さん:「湿度自体もおおよそ10%につき、体感温度1℃上がると言われてますので」「過ごしやすさは全く違ってくると思います」 ■「弱冷房方式」と「再熱方式」 ただ、「除湿」には空気を冷やしながら除湿する「弱冷房方式」と室温を変えず除湿ができる「再熱方式」の2つがあり性能が異なります。 100満ボルト富山布瀬店 季節家電担当 斎藤健太さん:「再熱除湿は空気を吸い込んだときに中で一度、温めてその後、冷やして元の温度で戻しますということなので、室温を変えずにやることができますので」「(再熱除湿)に対して弱冷房は内部が冷たくなって最終的に吸った空気よりも冷たい風が出ている仕様になるので、どうしても部屋の温度が変わります」 コストを比べてみると、 設定温度を24℃にしたときの 1時間あたりの電気料金は、 弱冷房方式の除湿は4.1円。 再熱方式の除湿は14.9円。その差は3倍以上。 ■「冷房」より「再熱方式の除湿」がコスト高 一方、冷房は11.0円。実は、冷房より再熱方式の除湿の方がコストかかります。 そのうえで、単にコストだけではなく、それぞれの機能を理解して目的によって使い分けることが重要だと斎藤さんは指摘します。 また、最近では、メーカーによっては温度や湿度のバランスをAIが予測し「冷房」と「除湿」を自動的に切り替えるエアコンを導入したり、エアコンと合わせてサーキュレーターなどを使ったり、フィルターをこまめに掃除したりすることでも、電気代の節約につなげられるといいます。 梅雨とこれからの夏本番。エアコンの機能を知ることで、効果的な冷却と電気代の節約にもつなげていきましょう。
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