苦戦の『新潟米』今後も続く“高温”に対応した肥料や水管理などの生産対策を
新潟放送
一等米比率は持ち直したものの、2024年も収穫量で苦戦した新潟のコメ。 2025年以降の対策について、JAの関係者や有識者らが21日午前に集まり『新潟米生産対策会議』を開きました。 【写真を見る】苦戦の『新潟米』今後も続く“高温”に対応した肥料や水管理などの生産対策を 【新潟県農林水産部 神部淳技監】 「全国の作況指数が101で“平年並み”となるところ、本県は『やや不良』の98。これは残念なこと。2年連続という状況でございます」 2024年のコシヒカリは、「一等米」比率が71%と前年から大幅に改善したものの、収量は2年連続で「やや不良」となりそうです。 一方で、暑さに強い品種の“開発”などには時間がかかりそうです。 【新潟県農業総合研究所 高野直行所長】 「高温耐性品種の開発導入、それから異常高温化で食味・外観品質を確保できる発育法の部分が該当するのかなということで、再び研究しているところ」 そのため来年に向けた短期的な対策として、高温に対応した肥料を与えることや、適した時期に田んぼの水を抜くこと、などが挙げられました。 【新潟県農産園芸課 渡部浩課長】 「今後も高温が続く状況もありますので、提言いただいた技術や対策を引き続き徹底して、おコメの安定供給につなげていきたい」
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