ふるさと納税事業で〝銅メダル〟 魅力的な返礼品など評価【山陽小野田】
ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと本舗」がふるさと納税事業で特に魅力的と評価する同本舗アワード2024で、山陽小野田市がブロンズ賞に選ばれた。県内の自治体では唯一の受賞となった。 同アワードは、全国の自治体の中から特に優れたふるさと納税の取り組みや成果を顕彰し、その魅力と価値を広く伝えようと今年度から始まった。選定では専門家やユーザーの評価を基に、自治体ごとの特色とふるさと納税に対する貢献度を公平かつ厳正に審査した。 ゴールド賞には兵庫県淡路市など24自治体、シルバー賞には宮城県蔵王町など15自治体が選ばれた。隠れた優良自治体と定義されるブロンズ賞は46自治体だった。 山陽小野田市のふるさと納税事業は2008年度にスタート。納税額は初年度こそ303万1000円だったが、20年度には1億6468万6200円と過去最高を記録。ここ3年間も年間1億2000万円前後が寄せられている。 ブロンズ賞受賞について、シティセールス課ふるさと納税促進係の田中裕介係長は「返礼品が魅力的で、特に若新の天然ケンサキイカの生き作りが高く評価されたと聞いている」と話した。 ふるさと本舗のホームページでは受賞各自治体のPRもしており、市は本山岬のくぐり岩やきららガラス未来館の写真と共に「気候は年間を通じて温暖で降水量が少ない瀬戸内海式気候。高速交通網の利便性が高く、産業立地も好条件を備える住みやすい生活環境」などと紹介されている。