一体なにを基準にすればいい? バイクの消耗品の交換時期とは
愛車の指定をしっかりと確認しておく
まず基本となるのが愛車の純正指定で、付属されている取扱説明書を見て、各消耗品の指定交換時期を確認しておきましょう。 目視で済むものは定期的な点検を。また、エアクリーナーのように指定はあるものの、使用環境によって汚れ方が異なるものは、目視を優先すると良いでしょう。 オイルに関しては、まず時期は走行距離に関わらず、1年毎に交換しましょう。理由は、乗らなくても酸化するためで、古いサラダ油が美味しくなくなっていくのと同様です。 そのうえで走行距離は、指定の6掛けを目安にすると良いでしょう。例えば5000km毎の指定なら、3000km毎という具合。さらに、吹けやシフトの入りが悪くなってきたり、回転フィールにザラつきが出てきたなど、フィーリングも判断のひとつにしても良いでしょう。
その点ではバッテリーも同様で、テスターで測定するのがベストとはいえ、できない場合はスターターの回転が弱くなってきたなどの症状で判断可能。 また、保証が付いている場合は、その期間も目安のひとつで、メーカーは交換しなくて大丈夫と考えて保証期間を設定している為、保証が切れたらすぐにダメになるという訳ではありませんが、意識しておくと良いでしょう。このようにメーカーの指定を前提にしつつ、実際に即して消耗品を交換していくのが現実的です。 完全に仕事などで頻繁に使用している場合は、フィーリングの良さなどは関係ないので、最低限問題ないことが保証されるメーカー指定が基準。 走る楽しさなど、趣味的な要素で使用している場合は、オイルはとくに早めの交換がおススメ。旬をこえたら交換というイメージです。
近藤暁史