【『ゲームセンターCX 有野の挑戦状1+2』制作舞台裏訪問記#5】新作レトロ風ゲーム『炎の格闘サラリーマン ヤッタロー』に有野課長がアイデアを注入。ゲーム化の過程を追う番組企画を独占取材!
文・取材:マンモス丸谷 2007年にニンテンドーDSにて発売され、さまざまなジャンルの1980~90年代のレトロ風ゲームが遊べるタイトルとして、企画の元になった番組のファンのみならず、多くのユーザーから好評を得た『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』。 【記事の画像(13枚)】を見る そんな同作が、“原作”ともいえるゲームバラエティー番組『ゲームセンターCX』が番組開始から20周年を迎えたタイミングで、Nintendo Switchにてリマスター化。『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』とその続編、『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』を収録、さらに新作レトロ風ゲームの追加など新規要素も用意して、『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』として、2024年2月22日、バンダイナムコエンターテインメントより発売された。 ゲーム公式サイトでは“ラインナップ”ページにて、『有野の挑戦状』、『有野の挑戦状2』に収録されていたレトロ風ゲームの内容と、それぞれのプレイ映像を掲載中。各ゲームの特徴などがわかるので、ぜひチェックしてみてほしい。 『ゲームセンターCX』の番組内では、昨年11月から『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』にまつわるアレコレを取り上げていくコーナー、“ゲーム化計画2023”を展開。番組発でゲームの新情報や、有野課長も参加した企画会議の様子などを放送し、2月22日放送の#374で最終回を迎えた。 そんな“ゲーム化計画2023”だが、じつはファミ通ではその収録の一部に同行し、有野課長やゲーム制作スタッフのやり取りなどの裏側を取材していた! 本連載では番組のオンエアーに合わせて当時の様子や裏側の部分なども補足してリポート。 連載最終回となる今回はゲーム化企画の第6回で取り上げられた、Nintendo Switch版用に追加収録されている新作レトロ風ゲーム、『炎の格闘サラリーマン ヤッタロー』に関する企画会議の模様をお届けする。 なお、『ゲームセンターCX』はフジテレビCS放送の“フジテレビONE”で隔週木曜に放送中。本記事で番組などが気になった方は、放送もいっしょにチェックしてみては? ※これまでの連載はこちら ゲーム化計画2023 第6回 企画会議「新ゲーム ヤッタロー」編(『ゲームセンターCX』♯374内で放送) ゲーム化計画 2023のラストを飾る第6回放送では、『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』に収録される新作ベルトスクロールアクション、『炎の格闘サラリーマン ヤッタロー』の映像と、ゲームのキモとなっているシステム、“名刺交換”に関する情報などを公開。加えて敵キャラクター、“れいてつひしょ”と名刺交換した際の表示されるセリフなどを有野課長が考える様子が放映された。 放映では短くまとめられていた有野課長の『ヤッタロー』へのネタ出しだが、今回行われた企画会議の中で、じつはもっとも時間が割かれたパート。実際の企画会議では“れいてつひしょ”に加え、 “やとわれゴロツキ”という敵キャラクターのセリフも有野課長が考案。さらにボツにされた案、「赤いシャツのオーバーオールを着たおっさん」しか放送されていなかった“ヤッタローに登場する障害物のアイデア”に関しても、「ビール瓶をまとめて入れるケースとかいいんじゃない? 80年代だと町の酒屋さんとかでよく見かけた気がする」、「ガードレールを持ち上げられたらおもしろいんとちゃう?」など、実現性の高いアイデアを提案。ビール瓶のケースについては、同席した本作の開発会社インディーズゼロの鈴井社長から即採用の声が挙がっていた。 また、コーナーの後半では、企画会議後に行われた有野課長のボイス収録の模様も放映された。 ここで起こった“絵描き歌事件” (?)をはじめとした裏話的エピソードは、有野課長のインタビューや、開発スタッフインタビューなどで明かされている。気になる人はそちらもチェックしてほしい。 というわけで、全5回でお送りしてきた“『ゲームセンターCX 有野の挑戦状1+2』制作舞台裏訪問記”、いかがだっただろうか? ついに発売された『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』を遊びながら、「ここは番組や連載記事で出てきたところだ」と振り返ってもらえれば幸いだ。
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