『ペルソナ5:The Phantom X』の日本向け展開を視野に入れていることがセガサミーHDの決算報告から判明。今冬には「ソニック」新作のモバイル向け作品も登場へ
セガサミーホールディングスは5月10日(金)、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の決算報告にて、海外向けに配信されていたiOS、Android向けRPG『ペルソナ5:The Phantom X』の日本・グローバル展開を視野に入れていると伝えた。 『ペルソナ5:The Phantom X』は、中国のPerfect WorldがセガおよびアトラスとのIPライセンス契約を締結し、Perfect World主導の開発で制作されていた『ペルソナ5』シリーズの新作タイトルである。 本作では「学生と怪盗の二重生活」や「ターン制バトル」などの原作における基本設定をベースとしつつ、東京を舞台とした新たな怪盗団によるオリジナルストーリーが展開される。すでに中国版(簡体字版・繫体字版)と韓国版は4月に配信されており、セガサミーホールディングス側としては「想定通り」の滑り出しを見せているという。 なお、2024年3月期におけるセガサミーホールディングスの経営成績は遊技機の事業や、国内・アジア地域における家庭用ゲーム機向けタイトルの販売が好調に推移し、売上高は4678億円を達成。営業利益および経常利益も前期比で大きく増益している。 また、今期では『アングリーバード』シリーズで知られるRovio Entertainmentがグループ傘下に加わったことも増収に影響したようだ。一方、家庭用ゲーム機の分野では欧州のスタジオを中心とした経営環境の構造改革を実施しており、約192億円の特別損失を実施している。 上記のほか、今回の決算プレゼンテーション資料では「Shadow」をテーマとした「ソニック」の映像作品・ゲームを2024年末に向けて展開していく予定も明らかにされている。 2024年秋には「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」が主人公の完全新作『ソニック×シャドウ ジェネレーションズ』をリリースするほか、Rovio Entertainmentとセガが共同で推進する最大32人のバトルロイヤル型パーティーゲーム『ソニックランブル』も、今冬のリリースに向けて開発テストを進めているようだ。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
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