警察官への関心高め 飯田署が一日職場体験【長野県】
長野県飯田署は9日、警察官に興味があったり志望していたりする人を対象とした「1DAY仕事体験」を同署で開いた。高校生と大学生9人が参加。白バイやサイバー犯罪捜査体験などを通して、警察官の仕事を学んだ。 業務を具体的に発信することで関心を高めたいと行っており、本年度は1回目。参加者は2グループに分かれて飯田駅前交番を見学し、白バイに触れる体験などをした。 生活安全部サイバー犯罪捜査課の署員が用意した計5枚の画像について、それぞれの場所を特定していく体験もした。参加者は画像中の目印になる建物や地名などをヒントに協力して解いていった。署員は「意外と簡単に特定できて、自分の場所が分かってしまうこともある。SNSは便利だが、有害な情報もあるので取捨選択したり、困ったら周りに相談したりして」と呼び掛けていた。 体験を終えた参加者に向けて笠原敏克署長は「組織がしっかりサポートして働ける職場。ぜひ一緒に仕事ができる日を楽しみにしている」と話していた。 警察官を志望する下伊那農業高校3年の男子生徒(17)は「市民を守るために正義感を大切にしていることが分かった」と話していた。