名古屋城天守の木造復元に関する市民討論会で障害のある男性が差別的な発言を受けた問題で、14日、検証委員会が問題点や再発防止策を盛り込んだ中間報告を発表しました。 この問題は去年、名古屋城天守の木造復元に関する市民討論会で、エレベーターの設置を求める障害のある男性に対し、一部の参加者が差別的な発言をしたものです。 名古屋市は学識者らで構成される検証委員会を立ち上げ、問題点などを検討してきましたが検証委員会は14日、河村市長に中間報告を提出しました。 その中には事前の準備として、人権侵害のリスクの想定不足や、当日の運営体制など10の問題点と、職員研修を充実させるなどの7つの再発防止策が盛り込まれています。 検証委員会は夏ごろをめどに最終報告をまとめるとしています。