タイソンに勝利したJ・ポールのビッグマッチ構想に批判「お金のことしか気にしてない」
ボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58=米国)の19年ぶり復帰戦に判定勝ちしたジェイク・ポール(27=米国)の〝次戦〟に批判が噴出した。 レジェンドとの一戦で知名度を高めたポールは今後に向けて、2012年ロンドン五輪金メダリストで元世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(35=米国)や、階級は違うものの世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(34=メキシコ)の対戦が浮上。英紙「サン」によると、ポールをサポートしているMVP社のナキサ・ビダリアン氏も今後にビッグマッチを行う可能性を否定しなかったという。 しかし、この方針に異論が出ている。ミスフィッツ・ボクシングのマムズ・テイラー社長は「ナキサがジェイクをジョシュアやカネロ(アルバレスの愛称)と戦わせる立場に置けば、クライアントに深刻なダメージを与える可能性がある。だから彼は妄想に陥っているか、お金のことしか気にしていないかのどちらかだ」と主張した。 タイソン戦については〝八百長説〟がささやかれるなど「真剣勝負」ではなかったとして各方面で物議を醸しており、MVP社が反論を展開する状況となったが、ポールの今後をめぐってもひと悶着ありそうだ。
東スポWEB