大淀祇園祭の安全を祈願 祭典委が事始め神事 三重・明和
今年は8月3日に開催が決まった三重県多気郡明和町大淀の夏の風物詩「大淀祇園祭」に向け、主催する大淀祭典委員会(辻純委員長、9人)は7日午前10時から、同所の竹大與杼(たけおおよど)神社で、事始め神事を催行し、祭りの無事を祈願した。 祭りは大淀の三世古、東区、山大淀で江戸時代中期から続く祭礼。厄よけ、氏子安全、漁業・農業の繁栄を祈って行われている。この神事は、祭り開催に向け、一番始めに行われるもので、この日から本格的に祭りへ向けた準備が始まる。 神事には、三世古地区の九つの自治会会長9人が参加し、辻祭典委員長(69)=大淀=に続いて同自治会総代の辻秀人さん(73)=同=が玉串を奉納し、祭りの無事開催を祈願した。 辻総代は神事を終え、「祭りに向けきょうから本格的な準備が始まります。祭りの無事開催と、安全に終える事ができるように祈願させていただきました」と話した。 この日は、神事の後、辻委員長らが亀山市の花火師の元を訪れ、花火大会へ向けた打ち合わせを行った。