寂しい想いと楽しさが交錯する『特別なしおり』今年度閉園の県立幼稚園で園児たちが思い出作り 新潟県
新潟放送
今年度いっぱいで閉園する新潟県立幼稚園(新潟市東区)で、子どもたちが園庭で摘み取った草花を使った栞づくりに挑戦しました。 たくさんの思い出を一緒に挟んだ“特別なしおり”です。 【写真を見る】寂しい想いと楽しさが交錯する『特別なしおり』今年度閉園の県立幼稚園で園児たちが思い出作り 新潟県 全園児11人が真剣な表情で取り組んでいた押し花を使った栞づくりは、53年の歴史を終える幼稚園での思い出を形に残そうと、保護者が企画したものです。 「作るのが楽しいです」 「押し花のシールとかが楽しかった」 「ハートに貼った」 「園庭の草花を摘んだりするところが楽しかった」 押し花にした草花は、春に親子で園庭で摘み取ったもの。 広々とした園庭には1年を通じて様々な植物が育ち、毎日まいにち、子どもたちの遊びと学びの場になっていました。 保護者の中には、自身も卒園生だという人も。 「お花を摘むときから園庭の一個一個の花が思い出だったり。子どもとも一緒に遊んでいたりするので、思い出されてちょっぴり寂しいような。今は楽しいけど寂しい気持ちもあって…」 保護者にとっても幼稚園は、子どもたちの成長を見守ってきた大切な場所。 幼稚園での思い出とともに親子一緒に押し花に挟んでいました。 【新潟県立幼稚園 鈴木ひとみ 副園長】 「広い自然豊かな園庭が自慢ですので、そこでいっぱい遊んだという思い出を栞の中にぎゅっと込めて、大きくなってからも幼稚園で楽しかった思い出を思い出してもらえたらうれしい」 押し花で作った栞はそれぞれに持ち帰りましたが、残った分は地域の人たちにプレゼントするということです。
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