マカオ、カジノから出入り禁止処分受けた香港人の女が他人の身分証使用して入場
マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイントをホテル宿泊券に交換し、他人になりすまして宿泊したり転売するなどしたとして無職の香港人の女(46)を逮捕したと発表。 同局によれば、同局の出入境管理部門が非居民のホテル宿泊者を登録するシステムを通じ、本来マカオに滞在していないはずの人物が複数回にわたってホテルに宿泊していることがわかったことから捜査を進めた結果、香港人の女1人による他人の身分証使用の事実が明らかになったという。 11月19日午後、同局の捜査員がコタイ地区のカジノを含む統合型リゾート(IR)併設ホテルの客室内で容疑者の女の逮捕に成功。逮捕時、女は他人の身分証(中国本土から香港・マカオへ渡航するための通行証)と偽造の入境申報表(アライバルカード)を所持していた。 女は同局の調べに対し、マカオの一部のカジノ施設からブラックリストに入れられたため、今年(2024年)4月に中国本土の友人から身分証を借り受け、これを使ってカジノへ出入り禁止となったカジノへ入場し、会員カードを作って賭博でポイントを貯め、ホテル宿泊券に交換して他人の身分証と偽造のアライバルカードを使い自身が宿泊したり、他人に転売するなどしていたと供述。なお、偽造のアライバルカードの入手元については、今年5月以降にカジノ内で見知らぬ人物から6回ほど購入したと説明したとのこと。 同局では、女を他人の身分証の使用・占有、偽造文書の使用の罪で検察院送致するとした。