四国の大規模停電の原因は「人的なミス」四国電力送配電が謝罪 愛媛で約11万戸停電【愛媛】
テレビ愛媛
四国の36万戸以上で発生した9日の大規模停電で、四国電力送配電は12日に原因は人的ミスであったとを明らかにし謝罪しました。 四国電力送配電の会見: 「愛媛県のみなさま、四国のみなさまに大変なご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます」 大規模停電は9日午後8時22分に四国エリアの36万5300戸で発生。愛媛県内では約11万1900戸で発生し約1時間半後に復旧しました。 四国電力送配電は、本社がある高松や松山などで停電の調査結果を発表。その原因は「人的なミス」でした。 四国電力送配電松山支社・植原宣和支社長: 「操作内容に関して関西電力送配電の間で認識の齟齬があり、機能の一部を活かした状態となったことが原因で、直流幹線の本州向き潮流が急増したことが判明しました」 本州と四国は中国方面と関西方面でそれぞれ送電線で結び、各電力会社が電力を融通し合っています。 四国電力送配電によりますと、今回は四国と中国方面を結ぶ送電の系統が事故などの影響で止まったため、行き先がなくなった電力を関西方面に振り分ける操作を実施。この後に電力の状態が落ち着いてきたため、電力を送り込む操作を切り替えようとしたところ、関西電力送配電と送電を調整するシステムの操作を巡って認識のズレが発生。操作が適切に行われなかったため、関西方面に流れる送電量が急増して四国の電力が不足し、送電を自動停止するシステムが作動したということです。 四国電力送配電は「操作内容について、関西電力送配電との間で認識の齟齬があった」とし、今後は分析を行った上で再発防止策を検討するとしています。 #愛媛県 #停電 #四国電力 #送配電 #関西電力 #送配電 #会見 #電力
テレビ愛媛