月間1億円キャバ嬢、慶応大出身etc.…朝倉未来プロデュース「Dark Idol」6人、挫折と葛藤の半生
朝倉末来がプロデュースするアイドルということで話題を集めてきた「Dark Idol」のメンバーが正式決定した。「挫折や葛藤を持つ女性のセカンドチャンスを応援する」というコンセプトだけに、前垣さら(23)、星野ティナ(23)、石川侑依(23)、谷屋杏香(26)、橋本萌花(26)、一条カオリ(26)の6人は曲者揃い。「不撓不屈」「常在戦場」の精神を胸に刻み、海千山千のアイドル業界をサバイブする!(前後編の前編) 【写真】ソロカットも、Dark Idolオーディションに合格した6人【22点】 ──Dark Idolは「挫折や苦悩を乗り越えるアイドル」というコンセプトです。それぞれ自己紹介がてら、過去のトラウマを教えていただけますか。 一条カオリ(以下、一条) 私は小学校から高校生までバスケをやっていたのですが、その頃はものすごくボーイッシュな感じだったんですね。髪の毛の長さも3cmくらいだったし、肌も黒く、美容なんて一切気にしていないし興味もなかったです。 ──現在のフェミニンな姿からは想像つかないですね。 一条 当時のあだ名は「ゴリラ」でしたから。「お前、男みたいだな」って冷やかされ続けていたんですよ。だけどそんな私でも叶えたい夢はあって、真逆な人生を歩みたいと考えていたんです。気持ちを強く持てば、絶対に夢は掴める……。その気持ちで、このオーディションを受けました。 橋本萌花(以下、橋本) 私は4歳からダンスをやっていて、ずっとアイドルに憧れていました。だけど身長が173cmもあって、それが原因で諦めていた部分があるんですよ。今までグラビアもやりましたし、モデルもやりました。『バーレスク東京』でセンターを務めたこともあります。だけど今さらアイドルになれるとは思っていなくて……。 ──すでにタレントとして知名度のある橋本さんですが、番組の中では妹さんと夢を誓い合う場面がグッと来ました。 橋本 そうですね。妹の件も大きなモチベーションになりました。本当にラストチャンスだと考えてオーディションを受けたので、これから必死で頑張ります! 前垣さら(以下、前垣) 私の場合、大きかったのは中学のときにいとこが自殺してしまったこと。それをきっかけにして、誰かの人生を支えられるような温かいアイドルになりたいと考えるようになりました。これまで2回アイドルグループには所属しています。でもなかなか思うようにはいかなくて、お客さんが0人というライブも経験してきました。挫折が多い私の人生ですが、3度目の正直ということで、Dark Idolに賭けることにしました。 ──アイドルって楽しいだけではなく、実際はつらいことや苦しいことも多いですよね。にもかかわらず、なぜアイドルを続けようと考えたのですか? 前垣 不完全燃焼だったんです。2度のアイドルを経験したあと、舞台女優として2年ほど活動していたのですが、アイドルをしている方を見るたびに「私もまだやれたんじゃないかな?」って……。1度だけの人生、後悔したくはなかったので。 星野ティナ(以下、星野) 私は中1から高3までアイドルをやっていて、「みんなで武道館に行こうね」って誓い合っていたんです。ところが、いい波に乗っているときにプロデューサーが捕まってしまったんです。 ──そのグループってmonogatariですよね。たしかに一時はかなり勢いがありました。 星野 すごく悔しかったんですよ……。その人のせいで私たちの夢は崩されたわけですから。そこからは親の借金を返さないといけないということもあって、働きたくもないキャバクラで働くことになったんです。お店では一生懸命頑張っていたけど、ずっと心残りがありました。このオーディションは朝倉末来さんのYouTubeで知り、コンセプトが自分にピッタリだと思ったんですよね。