【バレー】男子日本代表、東京五輪銅のアルゼンチンに3-1で勝利し、大会初白星。関田誠大のトス回しが光る パリ五輪
パリ五輪男子バレーボール競技は31日、フランス・パリで予選ラウンド第2戦を行い、日本はアルゼンチンと対戦。セットカウント3-1(25-16、25-22、18-25、25-23)で勝利した。 日本チームのスターティングメンバーは、西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、石川祐希(主将)、リベロ・山本智大。 第1セット、立ち上がりは拮抗した展開に。9-9の同点から小野寺のクイック、西田の連続サービスエースで日本が抜け出し、12-9とする。終盤も西田の連続サービスエースが出て、22-15。最後は髙橋藍のサービスエースで25-16でセットを先取した。 第2セット、アルゼンチンにリードされ、0-3の場面で日本がタイムアウト。タイム明けもアルゼンチンのサーブ&ブロックが機能し、連続得点される。しかし、劣勢の状況の中でも関田は積極的にミドルを使い、小野寺がそれに応えてクイックを決める。セット中盤、日本が西田、髙橋藍、石川の攻撃で5連続得点し、14-16と2点差に詰め寄る。山本の好ディグから石川が決めて16-17。相手のチャレンジが失敗し20-20と同点に。この判定を不服とするアルゼンチンにレッドカードが出て、日本に21点目が入り、逆転。石川が相手のコートをよく見て決め、関田のブロックでセットポイント。最後も石川がフェイントを決めて25-22と日本が大逆転でセットを連取した。 第3セット、アルゼンチンリードで進むが、中盤、小野寺のクイックで12-14と2点差まで詰める。しかし、アルゼンチンがデセッコのツーアタックなど4連続得点で点差を離し13-19。日本は宮浦健人、大塚達宣をコートに送り、反撃を試みるも、コンテ、ブルーノリマらを抑えられず、18-25でセットを落とした。 第4セット、序盤の競り合いから日本が抜け出し、9-7。コンテらの活躍でアルゼンチンも粘り、13-13と追いつかれる。ここから小野寺、髙橋藍のブロックで16-13とし、アルゼンチンがタイムアウト。髙橋藍のサービスエース、山内のクイックなどで20-16。ここからアルゼンチンに3連続得点されるが、終盤は西田に代わって入った宮浦も活躍。最後の1点も宮浦が決めて、25-23。日本が3-1で勝利し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。 次戦は予選ラウンド最終戦となり、日本時間の3日午前4時からアメリカと対戦する。