月桃の香りが広がる製菓工場は大忙し 沖縄はきょう7日「ムーチーの日」
旧暦12月8日に当たる7日は、子どもたちの無病息災を願うムーチー(鬼餅)の日。那覇市松尾の末廣製菓では6日、月桃(サンニン)の葉の香りが広がる工場で、職人らが一枚一枚葉に包んでは蒸す作業に追われた。7日までに約2千個作る予定だ。 【写真】自分たちで作った「ムーチー」を食べる小学生 多良間島産の黒糖を使った黒糖味や紅芋味、クバの葉で包まれたチカラムーチー(力鬼餅)など全5種を販売する。下地玄旬代表(71)は「長年研究を重ねているから毎年おいしくなっている。子どもたちがすくすく健康に育ってほしい」と願いを込めた。 予約していたムーチーを買いに来た那覇市の比屋根あゆみさん(63)は「昨年生まれた初孫の『ハチムーチー』を親戚みんなで祝いたい」と笑顔を見せた。(社会部・末吉未空)