10月のアジア製造業PMIが51%に上昇、持続的な安定回復を維持
【東方新報】中国物流・購買連合会が6日に発表したデータによると、2024年10月のアジア製造業購買担当者指数(PMI)は51%となり、前月比0.3ポイント上昇した。これで2か月連続の小幅上昇となり、10か月連続で50%以上の水準を維持している。 主要な国別の状況を見ると、中国の製造業PMIは50.1パーセントで、5か月連続で50%を下回った後、再び景気拡大域に戻り、2か月連続で前月比上昇している。インドの製造業PMIは前月比で上昇し、57%以上を記録している。東南アジア主要国では、シンガポール、フィリピン、ベトナムの製造業PMIが50%以上となったが、タイは50%の臨界点にあり、インドネシア、マレーシア、ミャンマーは50%を下回っている。日本と韓国の製造業PMIはそれぞれ前月比で一部低下、または横ばいで、いずれも50%を下回った。 指数の動きを総合的に見ると、中国経済の回復基盤がさらに固まり、インドの製造業が引き続き急成長している影響を受けて、アジアの製造業は安定した回復基調を維持し、拡張領域での推移が続いている。国際通貨基金(IMF)は最新の報告でアジア経済の成長予測を上方修正し、2024年のアジア経済成長率を4.6%と見込んでいる。アジアの持続的な安定回復は、世界経済への重要な貢献となる。中国政府が既存の政策を加速的に実施し、追加の政策も効果的に実施されることで、中国の経済成長の勢いは引き続き蓄積され、アジア経済の安定的な回復の重要な支えとなるだろう。 2024年10月の世界製造業PMIは48.8%で、前月と同水準となり、4か月連続で49%付近を推移している。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。