富士山で7月に導入 登山者規制4000人 もし“3999人目”の時、家族4人で通行できる?
ゲート通過はできるのか? 規制の対象とは どのようなケースで規制の対象となるのか山梨県の担当者に聞いてみました。 ▽ケース(1) 通行料は支払い済み・・・でも時間に間に合わなかったら 事前に通行料の支払いを済ませていたが、午後4時のゲート閉鎖に間に合わなかった場合、残念ながら通行はできません。 ただし山小屋の予約が確認できれば通行することができます。 5合目に誘導する県のスタッフがいて、ゲート閉鎖の時間が近づいていることを声掛けしたり、案内の放送を行ったりする予定です。 ▽ケース(2) 登山者数3999人目の時に4人家族で登ろうとしたら? 県の条例で6人までを1つのグループとし、人数の上限間際ではグループでの通行は認めるということです。それ以上の人数の団体の場合は通行は認めません。 麓にある「ふじさんパーキング」や富士急行線の河口湖駅では県のスタッフが、登山者枠残り800人くらいから周知する予定です。 また、X(旧Twitter)などでも上限の4000人が迫っていることを周知します。 日本の山でこのような登山者規制・コントロールは初めてとみられています。 去年の夏山シーズン、富士山は登山者が増えました。 環境省が山梨、静岡両県の8合目付近で行った調査で去年7月の開山日から9月10日の閉山日までの登山者の数はあわせて22万1322人で、前年の約1.4倍となりました。 過去10年間で6番目に多く、コロナ禍前の2019年とほぼ同じ水準に戻りました。 外国人観光客にも人気の富士山で導入されるだけに海外を含めた規制の周知も課題と言えますが、山梨県の取り組みが注目されています。
テレビ山梨