本年産米、福島県内で出荷始まる JA会津よつば、品質は「おおむね良好」
JA会津よつばは13日、県内JAのトップを切り、福島県会津坂下町で本年産米の主力品種の出荷を始めた。等級検査で1等米の評価を受けた約3.8トンがトラックで運び出された。 この日出荷されたのは会津産ひとめぼれ126袋(1袋30キロ)。同JAによると、今年の収量は10アール当たり600キロ程度と平年並みとなる見込み。出荷目標数量は240万袋(約7万2千トン)以上としている。 同町の倉庫で行われた初検査後、担当者が「6月以降の高温の影響が心配されたが品質はおおむね良好。9月以降もしっかり検査を行っていく」と講評した。その後、米袋がトラックに積み込まれ、関係者が見送った。今月中旬以降に店頭に並ぶ予定という。 同JAの原喜代志組合長は「全国的にコメが足りない状況にあり、価格高騰が予想される。ただ、他の農産物と比較しても安価で、農家を守るための適正価格と理解いただきたい」と消費者に呼びかけた。
福島民友新聞社