PFUブルーキャッツ石川かほく

「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」女子の第2節は5カードが行われ、唯一の開幕4連勝を果たしたデンソーエアリービーズが首位を堅持。今節試合のなかった大阪マーヴェラスは2勝0敗で2位となり、これを3勝1敗としたAstemoリヴァーレ茨城、NECレッドロケッツ川崎、ヴィクトリーナ姫路、PFUブルーキャッツ石川かほくの4チームが追う展開となった。 【ハイライト動画】女子 第2節 GAME1　アランマーレ山形 vs. PFUブルーキャッツ石川かほく

第2節、唯一の平日開催となったアランマーレ山形とPFUのGAME1は、ホームでの新リーグ初白星を目指すA山形が、サーブ力の光る石盛めるもや木村友里、伊藤摩耶らによる多彩な攻撃で第1セットを先取。しかし、第2セット以降は、大熊紀妙のサーブで相手の守備を崩したPFUが試合の主導権を握る展開となり、25-15、25-17、25-16と3セットを連取して勝利を飾った。

翌日行われたGAME2は、今季初勝利を挙げたいA山形が気迫のこもったプレーを見せ、両チームが交互に1セットを取り合うシーソーゲームに。迎えた最終セットは、中盤にかけてA山形が3点のリードを築き勝利に近づく。

しかし、PFUはこのセットからスタメン出場した上村杏菜が躍動し、形勢を逆転させると、15-13でこのセットを奪取して激闘に終止符を打った。惜しくも初勝利を逃したA山形の北原勉HC（ヘッドコーチ）は試合後、「どうしてもものにしたい1勝でしたが、取れなくてとにかく悔しいの一言」とコメント。

今季、ホーム開幕戦となった姫路は、SAGA久光スプリングス相手にセットカウント1-2で第4セットを迎える苦しい展開に。しかし、井上愛里沙、モクシー チャッチュオンらを軸に攻撃を繰り出す姫路は25-21で第4セットを奪い、勝負をフルセットに持ち込むと、第5セットの攻防も15-7で制し、見事ホーム初勝利を挙げた。

翌日のゲームは、さらに拮抗した好勝負となり、3時間越えのフルセットマッチに。第4セットを33-31で奪取したSAGA久光に流れが傾いたかに見えたが、姫路はこの日も井上とチャッチュオンが終始高い攻撃力を見せ、最終的に17-15で第5セットを競り勝ち、ホーム2連勝で5位に浮上した。