《ライフワークで国際会議デビューも…》悠仁さま“異例の成績”で「トンボより受験勉強」
小野教授が悠仁さまを絶賛
悠仁さまについて、小野教授は周囲にこう絶賛していたという。 「小学生の時から先行研究を参考にご自身でも調査をされ、先行研究では見つけられなかった種のトンボも見つけられていた。ご自宅でトンボを飼育する道具も作って、写真やデータを積み上げておられる。論文を書かれるだけの知識と実力をお持ちの方だ」 悠仁さまはこうした充実のサポート態勢のもとでトンボ研究をなさってきた。国際会議で発表となれば、厳しい審査をくぐり抜けて選出された印象を受ける。実際、悠仁さまのポスター発表予定を報じた一部メディアは、「ポスター発表の成果物は学術的な審査を通じて選ばれている」と伝えていた。だが、組織委員会の委員の1人は語る。 「これだけ大きな学術会議となると、応募された論文一つ一つを精査している余裕はありません。参加費もかかるため、趣旨に沿わない論文が応募されることもないというのが大前提。つまり、基本的に来るもの拒まずで、審査なんてありません」 とはいえ、国際学会での発表が、悠仁さまの高校生活の集大成となるのは間違いないだろう。
悠仁さまが高3になられてから研究者が通う頻度が減った
だが――。いま、悠仁さまのライフワークになりつつあるトンボ研究に、ある異変が起きているというのだ。トンボ研究の関係者が声を潜める。 「これまでトンボ研究をサポートする研究者らは、悠仁さまがお住まいの赤坂御用地に足しげく通っていた。ところが今春に悠仁さまが高3になられてからというもの、研究者が通う頻度がめっきり減った。悠仁さまが受験勉強でお忙しく、研究時間が激減しているそうなのです」 悠仁さまはこの春、筑波大学附属高校(筑附)の3年生になられ、大学受験を控えておられる。だが、小誌は前号で、筑附高関係者の衝撃的な証言を報じた。悠仁さまは高校で“異例の成績”だというのだ。比較的お得意な生物を除いては、文系科目も理数系科目も成績が伸び悩んでおられるという。
研究に長く携わることは広い意味での“帝王学”
そんな背景もあってか、悠仁さまはいま、トンボ研究よりも受験勉強に邁進しておられるというのだ。 「悠仁さまはこれまで、皇居や赤坂御用地のみならず、『都内の〇〇池でトンボが生息している』と耳にすると、ご自身で足を運ばれた。悠仁さまが現地に赴くには警備担当者の下見を経る必要もあり、決して簡単なことではありませんが、それだけ熱心に取り組んでおられたのです。ところがこの春からは受験勉強のため、1日7時間ほどを勉強に費やしておられるそうです」(同前) 突如急ブレーキがかかった、悠仁さまの研究活動。歴史を紐解けば、戦後の歴代天皇はとくに研究に精を出してこられた。京都産業大学名誉教授の所功氏が解説する。 「植物学者の昭和天皇をはじめ、上皇陛下はハゼ、天皇陛下は水問題と、ご関心のあるテーマを長い時間をかけて極めてこられた。上皇陛下はかつて“研究に長く携わることによって、見識も深くなり、研究を通じて世の中を見る目を養うことができた”という趣旨のことを話されています。研究を長く続けられることで、協力してくれる周囲の人々との関係や、自然との関係も学んでいかれる。人の上に立つ者としての心得が培われていくのです。これも、広い意味での“帝王学”だと言えるでしょう」 次代の天皇にとっての“帝王学”の一環ともなり得る研究活動。意義はそれだけではない。 「天皇の研究活動には、学問奨励の意味合いもあると思います。今の日本では、とくに基礎研究は大学でも予算が減らされがち。皇族方がハゼやトンボなどの基礎研究をなさることで、こういった学問の重要性を示すことができる。また、天皇となれば、国内外の様々なことに関心を寄せられることになる。そんな中で、ご自身が没頭できる研究活動は、ご本人にとって数少ない息抜きにもなると思います」(名古屋大学大学院准教授・河西秀哉氏)