シアターBRAVA! さよなら公演はMBSアナウンサー大集合
「大坂城難波戦記」朗読劇に出演するMBSアナウンサーらの稽古風景 THEPAGE大阪
2005年5月にスタートした劇場「シアターBRAVA!」(大阪市中央区)が29日に閉館する。11年の歴史に幕を閉じることになるが、同日に最終公演『ありがとうBRAVA! MBSアナウンサー大集合!』が催される。MBSアナウンサー総出演という初の試みで、関係者は「VTRでの出演も含めて39人。ベテランから若手までこれだけ集まるのは初めて。二度とないでしょう」と話している。
ベテランから若手までこれだけ集まるのは初めて
同劇場にMBSアナウンサーが初めて登場したのは2005年7月のこと。以来、朗読イベントを中心にほぼ毎年、合計10回の公演を重ねてきた。 今回は「MBSアナウンサー大集合!」と題して、朗読劇だけでなく、即興ニュースや実況、早口言葉、アナウンサーここだけの話などライブで“しゃべるチカラ”を余すことなく披露するという。 上泉雄一アナウンサーは「アナウンサーが34名までマックスで出るのは初の試み。声だけVTRでの出演も含めると、39人総出演です。ベテランから若手までこれだけ集まるのは、二度とないでしょう。トークコーナーも初めてで、どんな話になるか、当日にならないとわかりません。ただ、普段お聞き頂けない話も聞けると思います」と話す。
柏木宏之アナ「キャスティングはすべて私の方で決めました」
この日、記者が訪ねたのは、MBS本社で行われていた朗読劇『大坂城難波戦記』の稽古現場。作・演出・講談は柏木宏之アナで、熱心な稽古の真っ最中だった。 ちなみに、主な演者は、講談の柏木アナのほか、後藤又兵衛が鈴木健太、真田幸村は大吉洋平、紅一点の淀殿は武川智美。さらに豊臣秀頼を金山泉、徳川家康を亀井希生アナが演じる。 柏木アナによれば「ファイナルイベントです。朗読劇は20分以内という条件があるので、講談でストーリーをなぞるということになります。キャスティングはすべて私の方で決めました。それぞれどんな声の感じか、わかっていますので。舞台はオーケストラ、君たちは楽器だと言っています。ほんとにあった話ですし、合戦ものですので、おもしろい朗読劇になると思います」とのこと。