島田チェアマンがB1仙台の取り組みを高評価…バスケ界の“流行語大賞”も募集開始
11月14日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第211回が配信。仙台89ERSが行う地域貢献活動視察や、『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』募集開始などについて語った。 【番組を聴く】祝チェアマン誕生日!バスケ界たぎりワード大賞2024開催決定『島田のマイク』第211回 仙台89ERSはバスケットゴールを設置する取り組み『バスケットゴールプロジェクト』を通じて、宮城県内の各地域と連携し、誰もが気軽にバスケットボールを楽しめる環境づくりを進めている。そのプロジェクトの一環として、東日本大震災の被災地である宮城県亘理町の復興計画で開園した防災機能を備えた都市公園「鳥の海公園」内に、3×3バスケットボールコートが2面、新設された。コートを視察に行った島田チェアマンは、現地の家族が楽しげにバスケに親しむ様子を見て、「昔はバスケ界ってこういうのやりたいねと言っても、資金的にも周囲の理解も、要は全然マイナーだったので難しかったんですけど、そういうのが徐々にできるようになってきている」と、感慨深くバスケという文化がだんだんと地域に受け入れられている様子を喜んだ。 さらに島田チェアマンが訪れた11月3日の試合では、仙台89ERSが40試合連続満員と最多入場者数5078人という二つの記録を同時に達成。クラブ設立20周年記念を祝う試合であり、また多くのイベントが実施されていたという面を鑑みても、クラブの集客に対する努力に頭が下がると島田チェアマンは高く評価した。 「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)の参入が決まったからといって、みんな(入場者数へのモチベーションが)緩んで、前年度割れみたいになってしまったら、『Bリーグ伸びるといっていたのに落ちてるのか』となるじゃないですか。そういう意味では、仙台みたいにその記録をさらに上回るぐらいのペースで、手を抜かないでやっていただいているというのは、本当にすごいなと思いますし、ありがたいですね」 番組後半では、1年間のバスケ界を象徴する言葉を選ぶ『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』の募集開始が発表された。 いわゆる“流行語大賞”として、Bリーグのファンから寄せられた“たぎりワード”を集計し、2024年の注目ワードのランキングを決めていくというもの。2024年11月14日から12月1日まで、番組を配信しているバスケットボールキングのYoutube配信ページの概要欄と、Xアカウントにて募集している。 昨年1位に輝いたのは、福島ファイヤーボンズの林翔太郎がXに投稿した「特に多田」。ケガで離脱中だった林は、福島のクラブ公式Xにポストされた“練習風景”に対し、「若い選手たち全然声出てないですね。悲しいです」「特に多田」とリプライし、チームメートの多田武史をイジっていた様子から、ハッシュタグとしてポストすることが流行した。また、3位には河村勇輝(メンフィス・グリズリーズ)が『FIBAワールドカップ2023』の際に渡邊雄太に向けた言葉「雄太さん、まだ引退させませんよ」がランクインしていた。 着々とプレータイムを伸ばし、初得点などの活躍を見せる河村のNBA挑戦を「Bリーグ初」と表現することについて、島田チェアマンは厳密な調査に基づく歴史的な事実であることを明かした。 「Bリーグからダイレクトで行ったか否かとか、いくつか我々の中の尺度を決めて、ちゃんと冷静に明確な基準を決めたうえで過去を遡ったらゼロだったんですよ。Bリーグの9年の歴史の中で初めてのFrom Bリーグ To NBAですよ。これはすごいなということで、河村選手にLINEしちゃいました。日本人選手第1号じゃなくて、Bリーグ第1号。初得点おめてとうって」 『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』の対象となる期間は、2024年1月から12月までの1年間。『B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA』や『B.LEAGUE CHAMPIONISHIP 2023-24』、夏のパリ2024オリンピック、そして『りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON』の開幕など、多くの話題にあふれており、どのワードが2024年の大賞となるのかは予測ができないと、島田チェアマンは楽しげに振り返った。 今回のエピソードでは、仙台の志村雄彦社長とのBプレミアに向けた熱い対話や、誕生日を迎えた島田チェアマンの54歳の豊富についてなどが語られた。
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