宮古牛肉味噌など3商品 和食修行の経験を生かす 居酒屋「郷家」[ヒットのたまご]
[ヒットのたまご](251)沖縄物産コーディネイター 池村博隆 宮古島市で人気の居酒屋「郷家(ごーや)」は、今年20周年を迎えました。奥平幸司社長は「応援してくれる友人や苦労を共にしたスタッフに恵まれここまで来られた。感謝している」と話します。 【写真】マイスターこだわりの泡盛 3合瓶44種を分類 沖縄カクテル百貨 馬良亭 今回、大阪で和食の修行をしてきた経験から「玉味噌(みそ)」の手法を生かし、宮古島の「マルキヨ味噌」の熟成味噌をもとに、泡盛(多良川)、みりん、三温糖、卵の黄身でのばし、宮古牛や島豚、なまり節を加え仕上げた「宮古牛肉味噌(1200円)」「島豚肉味噌(880円)」「なまり節味噌(880円)」を商品化。ラベルデザインは、奥平さんのモットー「ダサイがちょうどよい」を具現化しました。 奥平さんが会長を務める宮古島市地産地消推進協議会は「千年先の宮古島の未来へ」をテーマに宮古愛あふれる面々が集います。島の野菜の味が濃くおいしいのは、サンゴが隆起した弱アルカリ性土壌のおかげと「さんごの島の野菜」と命名。島内外へ発信など熱い討議が交わされます。 「『食』とは人を良くするためにある。僕ら料理人はそんな仕事に就けて幸せです」と笑う奥平さん。「もっとふぁいふぁい(食べよう)、みゃーくむん(宮古島食材)」。そんな思いが「食」の深堀りにつながり、誘客や島の経済発展のキラーコンテンツになるのだと感じました。 【メモ】宮古島市平良字西里570の2。電話0980(74)2358。詳細はこちらからhttps://zumi-goya.com/shop/