一気に評価アップ! 2023Jリーグ“ブレイク”ランキング17位。JFL→J1の苦労人。圧倒的フィジカル系DF
台頭する選手もいれば、大きく成績を落とす選手もいるが、2023シーズンに最もブレイクした選手は誰なのだろうか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値上昇額ランキングを順位ごとに紹介する。※2023年1月1日と2024年1月2日の市場価格を比較。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
17位:岡村大八(北海道コンサドーレ札幌) 生年月日:1997年2月15日(26歳) 市場価値の上昇額:30万ユーロ(約4200万円/85.7%UP) 市場価値の変動:35万ユーロ(約4900万円)→65万ユーロ(約9100万円) 2023リーグ戦成績:31試合1得点0アシスト 岡村大八は、名門・前橋育英高校出身だ。3年生のときに、同校は全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝を果たしたが、岡村自身はベンチ入りしなかった。大学卒業後はザスパクサツ群馬に加入したものの、当時JFLのテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍した苦労人だ。 2020シーズンに群馬でリーグ戦全試合に出場して評価を高めた岡村は、2021年に札幌へ移籍した。J1の舞台にのぼりつめた岡村は、身長183cm・体重85kgの巨体を活かしてチームの守備を支える存在になった。 特に空中戦と対人守備はJリーグ屈指の強さで、2023シーズンの空中戦勝利数は115回でリーグ5位。DFに限定すると荒木隼人(サンフレッチェ広島)に次ぐ2位の数字である。タックル数はリーグ2位、DFとしてトップの109回を記録した。 対人能力に秀でる岡村の能力は、マンツーマンディフェンスを用いる札幌にとって大きな武器だ。エリート街道を歩んできたわけではないものの、チームにとって不可欠な存在となっている。
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