ラスト・ダイナソーズ、最新シングル「N.P.D」をリリース
オーストラリアと日本の血を引くキャスキー兄弟からなるオーストラリアの3ピース・インディーロック・バンド、ラスト・ダイナソーズ(Last Dinosaurs)が、昨年11月にリリースしたEP『RYU』の続編的シングル「N.P.D」を1月12日(金)にリリース。 1000年先の未来 - 3023年――人工知能が革命を起こす時代に突入した地球を舞台にした最新EP『RYU』。その続編的な作品としてリリースされた今作は、人間のいやらしさや陰謀をラスト・ダイナソーズ独特の視点で描いた5分31秒のオーディオ・シネマ。イントロから3分半までヒップホップ調のドラムパターンの上に、彼ららしいポップなメロディが重なり、曲の内容とは反対に爽やかで軽快な楽曲として成立しています。 一方で、楽曲の再生が終わるとすぐに少年とAIの無機質な会話を思わせる実験的音楽が。 「ビーチボーイズってどう思う?僕はサウンドが好きなんだ。なんか流せる?」 そんな少年の一言で一瞬にして60年代にワープしたかのような楽曲が再生されます。キャスキー兄弟の兄・ショーンが小さい頃から好きなザ・ビーチ・ボーイズの重厚なコーラスワークを彷彿とさせるサウンドです。もはや音楽という域を超えた展開を1曲で味わえる、謂わば〈オーディオ・シネマ〉が完成しました。 昨年は、同郷出身のインディーポップ・バンド“ヴァケイションズ”との全米対バン・ツアーを成功させ、ますます勢いに乗るラスト・ダイナソーズ。リリース毎に想像を超える物語と細かい演出でリスナーを惹きつける彼らの[1000年後の物語]をお楽しみください。