大提灯、高まるムード 31日から金沢百万石まつり
31~6月2日に開催される第73回金沢百万石まつり(北國新聞社特別協力)を前に17日、金沢商工会議所会館前に大提灯とタペストリーがお目見えし、まつり本番へムードを高めた。 大提灯は長さ140センチ、直径60センチで、梅鉢紋と「百万石まつり」の文字が記されている。会館の玄関前に2個が設置された。金沢市役所前など約130カ所には順次、赤色や市松模様の提灯が取り付けられる。 金沢商工会議所会館や金沢駅観光案内所では30日まで、まつりで使用する加賀藩祖前田利家や赤母衣(ほろ)衆の甲冑(かっちゅう)を展示する。1日に行われる百万石行列では、加賀藩祖前田利家公役を俳優の仲村トオルさん、お松の方役を同じく俳優の夏菜さんが務める。 ●夜間に強風 17日の石川県内は高気圧に覆われ、晴れや曇りとなった。正午までの最高気温は金沢21・9度、輪島20・8度と、平年並みだった。 16日夜から17日未明にかけては風が強まり、羽咋では5月の観測史上最大となる26・3メートルを記録した。穴水町新崎では17日午前0時半ごろ、蔵の土壁が強風で剝がれて町道をふさいだ。