前区長の退職手当差し止め 公選法違反事件で江東区
東京都江東区は6日、4月の区長選を巡る公選法違反事件を受けて辞職した木村弥生前区長の退職手当の支給を差し止めると発表した。陣営が選挙期間中に出した有料インターネット広告に関し、木村氏の区議会での答弁が、その後の報道内容と異なり真偽不明のためとしている。 区は差し止めの期間について、事件を巡り東京地検特捜部が捜査中であり「真偽が明らかになるまで」としている。 木村氏は11月15日付で辞職した。区によると、退職手当を辞退する意向を示していたという。 関係者によると、広告掲載は自民党の柿沢未途衆院議員(52)=法務副大臣辞任=が提案したとされる。