釣り具メーカーが「寺子屋」 子ども対象に体験と座学 「楽しさ知って」/兵庫・丹波市
釣り具メーカー「ささめ針」(兵庫県丹波市山南町奥)が、子どもたちに釣りの楽しさを知ってもらおうと、丹波市内の小学生を対象にした釣り講座「釣り寺子屋」を開いた。事前の座学に続き、あまご村(同市青垣町大名草)で釣り体験を行い、ニジマス釣りを楽しんだ。 子ども25人と保護者らが参加。同社の社員13人が指導にあたった。 座学では釣りのマナーや安全面について学び、釣れたときのことを「アタリ」、あたったときに竿を上げて魚の口に針を掛けることを「アワセ」と呼ぶ〝釣り用語〟も教わった。体験では「うまく釣るためには『アワセ』が大事」とアドバイスを受け、餌のイクラを針に付けてニジマスを待った。 雨模様を気にする様子もなく、夢中で釣りを楽しんだ子どもたち。釣ったニジマスは、塩焼きにしてもらって頬張った。 参加した小学2年生の男の子は「4、5匹釣れた。楽しかった」と笑顔。小学5年生の姉は「魚が集まっている所にめがけて投げる、と教えてもらった。釣ったニジマスはおいしかった」と話していた。 昨年11月に丹波篠山市で開催し、2回目。同社営業部次長の中川明彦さん(40)は「家族で釣りに出かけてもらうきっかけになればうれしい。今後も講座を続けたい」と話した。