創立150周年を記念して校舎に投影されたプロジェクションマッピング＝寒河江市・高松小

　寒河江市高松小（菊地友則校長、76人）の創立150周年記念式典が26日夕、同校で行われた。校舎にプロジェクションマッピングが投影され、グラウンドに集まった全校児童や保護者らが光が織りなす幻想的な雰囲気に浸った。 　子どもたちに地元愛を高めてもらおうと、ＰＴＡ役員などでつくる実行委員会（大沼克也委員長）が大がかりな演出を企画した。日が沈んだ校舎に映像が照らされると、「すごい」と歓声が上がった。学校の歴史や全児童が一人ずつ将来の夢を発表していたスライドショーが映し出され、色とりどりの映像が次々と切り替わった。2年大沼勇翔さん（8）は「校舎の校章も光っていてきれいだった」と目を丸くしていた。 　式典では菊地校長が「古里を愛し、ともに楽しく生きる地であり続けることを願う」とあいさつした。式典に先立ち、同市消防団音楽隊、寒河江臥龍太鼓保存会による演奏もあった。 　同校は1874（明治7）年に八鍬学校と谷沢学校がそれぞれ開校し、87年に両校を合併して米沢尋常小学校となった。その後も幾度か校名を変え、1954（昭和29）年に現在の校名になった。