30歳で「年収450万円」です。多いほうだと思っていましたが、高卒の友人が「年収500万円」と聞いてびっくり! 大学を出てこの年収は“低い”でしょうか?
大学卒にはメリットもある
現在の収入が低い場合でも、大学卒にはメリットが多くあります。 例えば、転職する際には仕事の選択肢が広い傾向にあります。応募要件として「大学卒以上」を掲げている企業は多く、少なくとも「大学卒」という肩書が「高校卒」よりも不利になることは基本的にはないと考えてよいでしょう。 また、企業によっては、若いうちは給与を抑え、年齢を重ねて役職が付くと一気に上がる場合もあります。本人の努力次第の部分もありますが、キャリアアップのしやすさは一般的には大学卒のほうが高いと考えられています。
まとめ
一般的に大学卒のほうが高校卒よりも生涯賃金は高いですが、働いている企業規模や業種によっては、逆転する場合もあります。現時点の収入では及ばなくても、将来的な昇給幅が大きい、転職の際に応募できる企業数が多いなど、高校卒にはないメリットもあるでしょう。 しかし、他人の収入を気にしすぎてもあまりいいことはありません。誰かと比べて落ち込むよりも、昇給につながる資格取得や業績向上などに力を注ぐほうが建設的です。どうしても年収が友人よりも低いのが気になるなら、同じ会社の人に今後の年収上昇の見込みを相談したり、転職を検討したりするのもよいでしょう。 出典 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 ユースフル労働統計 労働統計加工指標集2023 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部