早瀬憩が猛練習して橋本絵莉子提供曲を披露、映画『違国日記』ライブシーンの舞台裏映像解禁
全国公開中の映画『違国日記』よりクライマックスシーンの舞台裏を切り取った特別映像が解禁された。 【動画】等身大の想いを爆発させた早瀬憩を新垣結衣も絶賛した『違国日記』クライマックスシーンの舞台裏を切り取った映像 本作は、人見知りな35歳小説家の高代槙生(こうだいまきお)と15歳の姪・田汲朝(たくみあさ)2人の同居譚。2023年6月に6年の連載期間を経て最終回を迎えたヤマシタトモコの同名漫画を原作に、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ねるうちに家族とも異なったかけがえのない関係になっていく姿を描く。 主役の高代槙生を演じるのは、昨年公開した『正欲』でこれまでのイメージを軽やかに覆した新垣結衣。W主演の田汲朝をオーディションで選ばれた新人・早瀬憩が演じる。さらに槙生の友人・醍醐奈々役には夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役には瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役には小宮山莉渚が扮する。監督は、普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田なつきがメガホンをとった。 今回解禁されたのは、早瀬憩が演じる朝が学校のミニライブでバンド演奏を披露するシーン本編と舞台裏のメイキング掛け合わせた特別映像。 ライブシーンが撮影されたのは約1年前の2023年6月25日。朝を演じるために入念にボイストレーニングをして準備してきた早瀬。撮影を前に少し顔が強張っているように見えるが、ひとたびカメラを向けられると「緊張するけど、楽しみです!」と余裕の笑顔を見せ、朝の同級生・三森役の滝澤エリカら軽音楽部の面々も気合いばっちりで本番に挑む。 このシーンで演奏された劇中歌「あさのうた」の作詞作曲を務めたのは、元チャットモンチーの橋本絵莉子。橋本からの楽曲提供について瀬田監督は「私が学生時代にチャットモンチーをよく聴いていて、ガールズバンドといえばチャットモンチーでした。脚本を送ってお願いしたところ、快諾していただき、すぐに曲を作って送ってくださったのですが、朝が作る設定には上手すぎる気もして…(笑)。橋本さん自身、高校生の時に初めて曲を作ったとおっしゃっていたので『もう少し高校生の時の初々しい感じを……』とお願いしたら、すぐにそのニュアンスを入れてくださり『あさのうた』が完成しました。本当に素敵な曲です」と制作のエピソードを明かした。 早瀬自身はもちろん、槙生役の新垣結衣も本編の中の好きなシーンのひとつにこの演奏シーンをあげており、朝の等身大の想いが爆発したシーンの仕上がりに感動したと話す。先週末より公開を迎えた本作だが、中でも早瀬の存在感は賞賛の声を集めており、解禁された映像では早瀬の伸び伸びとした歌声、さらに心の底から楽しんでいるような表情を見ることができる。