肉みその「サウナ飯」いかが?サウナ後に「トトノッテミソ?」 松本の施設と百貨店が共同開発
信州名産のみそに疲労回復効果ある豚肉を使用
サウナを設けている松本市内の3施設と、同市の百貨店「井上」が、サウナに入った後に食べる「サウナ飯」として、レトルト食品「トトノッテミソ?」を共同開発した。今月からPRも兼ね、3施設の内の一つ、入浴施設「林檎(りんご)の湯屋おぶ~」(石芝)で商品を使ったメニューの提供を始めた。 「トトノッテミソ?」を使ったメニュー4品 おぶ~と「ゲストハウスしましま」(波田)、ゲストハウス「tabi―shiro(タビシロ)」(城西)はサウナを盛り上げようと昨年からスタンプラリーを企画。今年はオリジナルのサウナ飯をつくろうと、市内飲食店とメニューづくりに取り組み、商品化にあたって井上に協力を依頼した。 商品はサウナで汗をかいた後の塩分補給を考える中で、信州の名産品を使おうとみそに着目。疲労回復効果があるとされる豚肉も使い、肉みそに仕立てた。商品は、サウナで味わう独特の快感を表す言葉「ととのう」にちなんで名付けた。
松本の新たな土産物に
9月の商品発売後、井上でインターンシップ(就業体験)に参加した大学生から「味を知ってもらう機会が必要」と提案され、おぶ~で提供することに。うどんとみそラーメン(ともに780円)、チーズ丼(850円)、揚げ出し豆腐定食(950円)に肉みそをふんだんに使っている。 おぶ~のサブマネージャー、中山博基さん(32)は「サウナで汗をかいた後は味覚が鋭くなるとされている。サウナー(サウナ愛好者)の皆さんに楽しんでもらいたい」と期待。松本の新たな土産物としても広めたい考えだ。 1袋540円(税込み)で、3施設と井上、アイシティ21(山形村)で取り扱っている。