福岡市東区で父親を殺害したなどとして殺人などの罪に問われた男の裁判員裁判で、福岡地裁は懲役１５年の判決を言い渡しました。 殺人と殺人未遂の罪に問われているのは蓮山茂被告（３１）です。蓮山被告は２０２３年７月に、福岡市東区八田の実家で父親の胸を刃物で複数回刺して殺害したほか、母親を金づちで殴るなどし殺害しようとしたとされています。福岡地裁の井野憲司裁判長は「父親の胸を包丁で刺す回数、強さから被告の殺意は明らか。強固な殺意に基づく危険な犯行は悪質」などとする一方、犯行を認めて反省していることから、検察の求刑「懲役１８年」に対し、「懲役１５年」の判決を言い渡しました。蓮山被告の弁護人は「控訴する方針はない」としています。