尼崎脱線事故車両、一般公開せず JR西日本、遺族らに伝達
JR西日本は9日、2005年の尼崎脱線事故の遺族らに向けた説明会を兵庫県宝塚市で開き、来年末ごろの完成を目指す事故車両の保存施設は一般向けに原則非公開とすると伝えた。 長谷川一明社長は終了後の記者会見で「(遺族らの中には)交流サイト(SNS)などで、どのように社会的に流通していくのか不安がる意見がある」と説明した。一方、「公開すべきだ」との意見もあったといい、将来的な公開については含みを持たせた。 JR西によると、保存施設は大阪府吹田市のJR西社員研修センターの敷地内に建設中。献花・焼香台を設け、遺族や被害者は要望に応じて施設を案内する。