阪神・西勇 真骨頂の0封!ベイ打線相手に5回無失点 球数費やしても想定通り5勝目「みんなの守備が良かったね」
「DeNA0-4阪神」(4日、横浜スタジアム) 5回で101球。阪神・西勇にとっては想定内、作戦通りの球数の多さだった。「昨日の試合展開、相手チームの状況を頭に入れて、試合前から梅野と話をして球数を使ってでも0点に抑えることを意識しました」。走者を出しても丁寧に凡打の山を築く。今季5勝目にはベテランの技が光った。 【写真】四球を与え、顔を曇らせる西勇 自分に厳しい頼れるベテラン 二回は無死一、二塁から中野と木浪の好守にも助けられて無失点。「みんなの守備が良かったね」。四回も先頭のオースティンに二塁打を浴びながら、本塁は踏ませなかった。この時点で球数は89球。五回は12球で三者凡退に仕留め、5回2安打無失点でお役御免となった。 母校の菰野(こもの)高が7月29日に甲子園出場が決定。同級生からのメッセージは鳴りやまず、自然と当時のことを思い出した。「坊主に青春をかけたかいがあったなと」。苦しい思いもしたから、今がある。後輩たちにも「おめでとうございます」と祝福の言葉を送った。 2年ぶりにDeNA戦で白星。自身の登板日はチーム5連勝中だ。「投げてる試合でチームが勝ってることが大きい」。投手陣の支柱になっている。