ヴィンテージのGジャンはついに3000万円越えの時代へ──〈mushroom〉POP UP SHOPをリポート
新潟・弥彦村にあるヴィンテージショップ「mushroom」のポップアップが伊勢丹新宿本館にやってきた! 一体どんなヴィンテージウェアが並ぶのかリポートする。 【写真を見る】これが3000万円のGジャンだ!
6枚のスプリットバック
1月24日から1月30日まで伊勢丹新宿店本館3階 センターパーク/ザ・ステージ#3で、〈mushroom〉POP UP SHOPが開催中だ。Mushroomは今年で22周年の古着屋。古くからのヴィンテージファンの間で支持を得る老舗である。一体どんなレアなアイテムが並ぶのだろう。オーナーの土田鏡(つちだ・あきら)に直撃した。 「今回は、ヴィンテージデニムに実際に触れてもらいたいという思いから、デニムを中心のラインアップです。30~40年代製のアイテムが豊富で、カバーオールなどのワークウエア類は1800年代製のものからありますし、ブラックデニムなどデザイン性の高い比較的最近のアイテムも揃っているので、コレクターからファッションが好きな方まで、幅広く楽しんでもらえるのではないでしょうか。今年、アメリカで買い付けてきたばかりの新商品も大量に持ってきたので、うちのお店を熟知しているファンの皆さまにとっても新鮮な品揃えじゃないでしょうか。ちなみに今回、人気の高いリーバイスのGジャン「スプリットバック」(背中にハギがついたビッグサイズのモデル)は6着、ほかデニムアイテムのデッドストックはペインターパンツやシャツなどを含めるとおよそ40~50着ほど用意しました。また市場ではデッドストックなど優良コンディションの個体が人気ですが、個人的にはダメージが激しい、リペア痕の残る表情豊かないわゆる”一点もの”も好きなので、デニムを筆頭にスウェットや軍もの、Tシャツなど雰囲気のある個体もそろっています。特にブランド不明の20~30年代製のデニムパンツや50~60年代のオーバーオールは見ごたえ抜群です。また今回は特別に、ハンドメイドのカスタムワッペンブランドであるノースノーネームさんとのコラボアイテムも、少数ですが販売しています」 普段は店頭で並ぶのもレアなヴィンテージアイテムをチェックするにはまたとない機会だ。数千万円単位のヴィンテージデニムは、滅多なことではお目にかかれない。買う買わないというよりは、実物を見るだけでも十分に満足できるオーラを放っっている。そのほかのヴィンテージアイテムはギャラリーをチェックしよう。 ■〈mushroom〉POP UP SHOP 会期:1月24日(水)から1月30日(火) 住:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館3階 センターパーク/ザ・ステージ#3
文・オオサワ系 写真と編集・岩田桂視(GQ)