【2歳新馬・東京5R】レイデオロ産駒のサトノパトリオットが押し切りV
11月17日の東京5R(2歳新馬、芝2000メートル、9頭立て)は、北村宏司騎手の3番人気サトノパトリオット(牡、美浦・木村哲也厩舎)が少頭数の外枠の利を生かし馬群中団の外で揉まれずに進むと、1000メートル64.8秒のスローペースにしびれを切らし徐々に位置を上げ、直線で先に抜け出すと上がり33.5秒の末脚を発揮し追いすがるダノンピクチャーを半馬身振り切り初陣を制した。タイムは2分3秒6(良)。 23年のセレクトセールで1億5500万円(税抜き)の値が付いたダノンピクチャーは1・7倍の1番人気に支持されたが、必死の追い上げも届かず2着、さらに3馬身半遅れた3着にはシェーンシュティア(5番人気)が入った。 サトノパトリオットは、父レイデオロ、母はティファニーズオナー、母の父Street Cryという血統。23年のセレクトセールで1億2000万円(税抜き)で取引された。 ◆北村宏司騎手(1着 サトノパトリオット)「いろいろなことに対してアンテナの感度が高いし、警戒心の強さやが見受けられました。そういう中で自分から打って出る感じの競馬になったけど、よくしのいでくれたと思います」 ◆木村哲也調教師(同)「じっくりと厩舎で時間をかけながら乗り込んできたし、自力で体力勝負の競馬に持ち込めたのも大きかったと思います。まだ気性的に幼いけど、きょうは落ち着きがありました。それも含め、しっかりと管理してきたことが結果につながったと思います。これから先も大事に育てていきたいですね」