岩手県岩泉町に本社を置く木製家具製造業の「岩泉純木家具」が経営破綻したことが分かりました。負債総額は約５２００万円です。 東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、「岩泉純木家具」は１２月２３日付で事業を停止し破産申請の準備に入りました。 負債総額は約５２００万円です。 県産の広葉樹を使用した手作り家具の製造販売を手がけていた「岩泉純木家具」は１９７５年に創業し、盛岡市の直営店舗のほか首都圏の大手百貨店などにも出店していました。 年間の売上高はピーク時の１９９９年には１億８０００万円を計上していましたが、２００８年のリーマンショックの影響などで市況が低迷し受注が減少しました。 さらに２０１６年の台風１０号で被災し急速に財務状況が悪化、２０２３年の１２月期の売上は４４００万円でした。 こうした状況から事業継続は困難とし１２月１８日付けで従業員７人を解雇したということです。