来年3月に閉校 松陵中(福島市)61年の歩みを年表に 全校生徒が作成、来年2月のイベントで展示
福島市の松陵中の全校生徒は13日、来年3月に閉校する学びやの61年間の歩みをまとめたオリジナル年表を作成した。来年2月の閉校イベントで展示する。 生徒の有志でつくる閉校式プロジェクト実行委員会が企画した。歴代の学校生活の様子を写真や文字で模造紙にまとめた。卒業アルバムの写真を貼り付け、在校生と卒業生から寄せられた学校への感謝のメッセージを書き込んだ。 卒業記念品として作成したモザイクアートの材料を提供したことをきっかけに、福島キヤノンとキヤノンマーケティングジャパン(仙台市)が協力した。両社の社員計15人が、写真の現像や編集を担当した。福島キヤノンからはOB6人が参加した。 閉校式プロジェクト実行委員長の野地叶美さん(3年)は「学校が地域の人たちに愛されてきた証しを残すことができてうれしい」と話した。卒業生の村上卓治(たくや)福島キヤノンQA第2課長は「母校がなくなるのは寂しいが、恩返しができてよかった」と語った。
(県北版)