【週末J1まとめ】鹿島がチャヴリッチ&仲間の活躍で快勝スタート!昨季上位3チームの神戸、横浜FM、広島も揃って勝利を飾る | Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは、2月23日から25日にかけて開幕節が行われた。 ●【動画】チャヴリッチ(鹿島アントラーズ)名古屋戦タッチ集
23日に開幕した2024シーズン。J1は、金曜日に2試合、土曜日に6試合、日曜日に2試合が行われた。 昨年度王者のヴィッセル神戸は、土曜日に敵地でJ1に復帰したジュビロ磐田と対戦。神戸が5分、MF汰木康也のワンタッチボレーで幸先良いスタートを切ると、勢いに乗った神戸が高強度なプレーの連続で磐田を圧倒していく。後半開始早々にはショートカウンターをMF佐々木大樹が仕留めて勝負あり。連覇を狙う神戸がスコア、ゲーム内容共に完勝と言える最高のスタートを切っている。 一方で今季、王者奪還を目指す横浜F・マリノスは、Jリーグが始まった31年前と同じ開幕カードとして日曜日に16シーズンぶりにJ1に帰ってきた東京ヴェルディと国立競技場で対決。前半は、開始早々の7分に東京Vの新戦力・MF山田楓喜に鮮やかな直接FK弾を仕留められ、何度も危ない場面を作られる苦戦を強いられた。だが後半は横浜FMが勢いを取り戻し始めると、89分にはFWアンデルソン・ロペスがPKを沈めて同点、90+3分にはDF松原健が劇的な決勝点を決め、ドラマチックな逆転勝利で31年前と同じスコアで東京Vを下している。 金曜日に行われた今季のオープニングマッチ・サンフレッチェ広島と浦和レッズの一戦は、広島の新スタジアム・『エディオンピースウイング広島』で初のリーグ戦が行われた。試合は、強度の高い激しい攻防を繰り広げる中、ハイプレスを機能させた広島がリズムを掴んでいった。前半終了間際にMF川村拓夢の強烈なミドルシュートのこぼれ球に新戦力FW大橋祐紀が押し込むと、55分にも大橋が今度は左サイドのクロスにうまく頭で合わせてリードを広げる。終盤は浦和の反撃にあうが、無失点で逃げ切った広島が新スタジアムで歴史的な1勝目を飾っている。 今節の中で最もスコアの点差がついたのは、金曜日に行われたもう一つのカード・名古屋グランパスと鹿島アントラーズの一戦だ。試合は、鹿島がボールを握る展開で進み、19分にこの試合でJ1通算100試合を達成したMF仲間隼斗のゴールでリードに成功。47分にはFWチャヴリッチがへティングでのJリーグ初ゴールを奪うと、62分には右サイド深い位置までドリブルで運び、仲間の2ゴール目をお膳立て。鹿島がチャヴリッチの1ゴール1アシスト、仲間の2ゴールの活躍で3点を奪う快勝スタートを切った。 湘南ベルマーレとの”神奈川ダービー”に臨んだ川崎フロンターレは、ベスト16敗退が決まったAFCチャンピオンズリーグでの悔しさをリーグ開幕戦でしっかりと晴らした。開始早々の失点で先制を許した川崎Fだったが、24分にMF脇坂泰斗が左足から放ったスーパーなミドルシュートで試合を振り出しに戻すと、後半には相手GKに勢いよくプレッシャーをかけたFWエリソンがそのままボールを奪い、無人のゴールに流し込んで逆転に成功。その後、湘南にネットを揺らされたものの、オフサイドの判定にも救われ、開幕戦をしっかりと勝ち切っている。 その他、サガン鳥栖を下したアルビレックス新潟が開幕戦で勝ち点3を手にしたほか、ドロー決着は4試合。J1初挑戦のFC町田ゼルビアとガンバ大阪の一戦は、町田が先制したものの、G大阪がFW宇佐美貴史の芸術的なFKで追いついて勝ち点1を分け合い、セレッソ大阪とFC東京の一戦は、FC東京の新戦力・MF荒木遼太郎が2ゴールの活躍を見せたが、勝ち切るところまでには至らずなかった。柏レイソルと高卒ルーキーの安齋悠人のプロ初ゴールで追いついた京都サンガF.C.、スコアレスドローに終わったアビスパ福岡と北海道コンサドーレ札幌もそれぞれドローに終わっている。 ■J1リーグ第1節 結果 広島 2-0 浦和 名古屋 0-3 鹿島 磐田 0-2 神戸 福岡 0-0 札幌 鳥栖 1-2 新潟 町田 1-1 G大阪 湘南 1-2 川崎F C大阪 2-2 FC東京 柏 1-1 京都 東京V 1-2 横浜FM