[山口県]碁石は動物アイコン、6×6路初心者向け囲碁対戦ゲームアプリ
周南の社団法人開発 プロ棋士も利用
周南市の碁会所や囲碁教室を運営する一般社団法人「囲新プロジェクト」(黒川徹代表理事)が、囲碁の初心者向け対戦ゲームアプリ「どうぶつクライシス」を開発した。黒川代表理事ら3人が9日、市役所を訪れ、藤井律子市長に報告した。 囲新プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で対面での対戦や指導が難しくなったため、ウェブ制作などを手がける山口市のアオンと共同でオンライン対戦ができるアプリを開発。2月25日にリリースした。現在までのダウンロード数は約2千。初心者からプロ棋士まで利用が広がっているという。 アプリはマッチング型の対戦ゲームで、本来の囲碁の19×19路ではなく、6×6路の縮小版。白と黒の碁石ではなく動物のアイコンで対戦し、10手で終局となるため、気軽に対戦できる。囲碁にはないルールも追加しており、初心者が囲碁とは気付かずにルールを学べる仕様になっている。 同法人の理事で周南市在住のプロ棋士、堀本満成さん(34)は「囲碁は対戦相手との交流が楽しめる素晴らしい競技。難しいと思われがちだが、実は簡単だと伝えたい。アプリで気軽に老若男女に楽しんでもらえれば」と話した。