クラウドファンディングって何?/木暮太一のやさしいニュース解説
───「へぇ~。なんかおもしろそう。自分もお金出したいんだけど、どこで見つけられるの?」 日本では「CAMPFIRE」や「READYFOR?」などの有名なサービスがあります。まずここにアクセスしてください。そこで楽天やAmazon内で商品を探すように、「プロジェクト」を探すことができます。 ぼくも実際、「書店をつくるプロジェクト」(※池袋に「天狼院書店」として実現しました!)や、「「カンボジアの学校のない地域に、無料で通える小学校を」(※実現しました!)というプロジェクトに資金提供しました。 ここでクラウドファンディングの特徴をまとめます。大きく考えるとポイントは3つ。 1.少額でもOK! 「投資」「資金提供」というと、とてもハードルが高く聞こえますが、まったくそんなことはありません。多くのプロジェクトで、数百円からでも投資が可能です。 2.面倒な手続きがない! ネット通販を買う要領で、クレジットカード情報を入力して、クリックするだけです。主催者との面接や、書類のやり取りもありません。 3.投資に対する“リターン”はお金以外 クラウドファンディングも、投資の一種です。通常、投資は金銭的な利益を生むために行います。でも、クラウドファンディングの場合は違います。みんなからお金を集めてできたプロジェクトの商品やサービスを“現物支給(特典としてプレゼント)”したり、なかには、「感謝状(感謝メール)を出します」というケースもあります。要は、「お金目的の投資ではない」のです。 ───「なるほどねぇ。でも、このクラウドファンディングを運営している人にはどんなメリットがあるの?」 運営会社は、成果報酬で手数料を受け取っているケースが多いです。「100万円集めたい!」という人がサイトに登録して、実際に100万円を集めることができたら、この中から15%程度を手数料として運営会社がもらうのです。 これまでは、大企業の信用力がなければ、お金を集められなかったり、新しいプロジェクトを立ち上げられなかったりしました。でもこれからは、やりたい人が、みんなに呼び掛けてお金を集め、実行できるのです。 アイディアと行動力があれば、お金を集められる時代です。 みなさんもぜひ何か取り組まれてはいかがですか?