スターフライヤー、ANAからA320neo最大5機リース 既存機置き換え
スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は5月23日、エアバスA320neoをANAホールディングス(ANAHD、9202)から最大5機リース導入すると発表した。現行のA320ceo(従来型A320)のリース期間満了に伴う更新で、確定発注3機とオプション2機となり、2026年10月から2028年2月にかけて新造機を導入する見通し。スターフライヤーのA320neoは2023年7月に就航しており、追加導入となる。 【写真】スターフライヤーのA320neo初号機 契約は8月中に締結する見通しで、確定発注3機のリース期間は12年を予定。2026年10月、2027年11月、2028年2月に受領する計画で、オプションの2機は2027年2月と2028年2月の受領を予定している。 参考価格は1ドル140円換算で約153億円としているが、エアバスが6年前の2018年に公表した価格表に基づくもので実際の取引価格ではなく、ANAHDとのリース契約額は非開示。また、エアバスは2018年を最後に価格表を公表していない。 スターフライヤーの機材は現在、A320ceoが10機とA320neoが1機の計11機。受領済みのA320neoは2020年11月にリース導入を発表した分で、アイルランドに本社を置くSMBCアビエーションキャピタル(SMBCAC)と確定発注3機、オプション2機の契約を結んでいる。 A320neoの初号機(登録記号JA28MC)は2023年7月4日に就航しており、2号機が今年9月、3号機が2025年9月に引き渡される見通し。座席数は1クラス162席で、A320ceo(1クラス150席)より2列12席増えた。 SMBCACとANAHDとも最大5機のリース契約で、両社合わせると確定6機、オプション4機の合わせて最大10機。自動車のナンバーにあたる国土交通省航空局(JCAB)の登録記号は、SMBCAC分が初号機のJA28MCからJA31MCまでの4機分を連番を予約済みで、新たにJA32MCからJA34MCまで3機分が予約されている。
Tadayuki YOSHIKAWA