米国各地でPV、論戦見守る 大統領選「党派超えた理解を」
【ニューヨーク共同】米各地で10日、大統領選の民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領のテレビ討論会のパブリックビューイング(PV)が企画され、参加者は固唾をのんで論戦を見守った。主催者の一人は「米政治の分断が進む中でも、党派を超えて互いの理解を深める良い機会にしてほしい」と訴えた。 ニューヨーク・マンハッタンのバーには数十人が集まった。トランプ氏はハリス氏について、変節により政策がトランプ氏に近くなったと主張。自身のスローガンの頭文字を取ったMAGA(マガ)と書かれた帽子を「送るところだった」と皮肉ると笑い声が上がった。 CM中には「どちらも正面から質問に答えていない」と不満が漏れた。終了後、IT企業に勤めるアトゥル・マルビヤさんは「トランプ氏の言葉はバイデン大統領に向けた内容のようで、ハリス氏への追及が不十分だった」と指摘した。 女性参加者は「ハリス氏はウクライナのゼレンスキー大統領と会ったと強調し、それをリーダーシップと勘違いしている。絶対投票しない」と語った。